■City, Town
Pucallpa・Comunidad Shipiba San Francisco/プカルパ・サンフランシスコ村
■Date
2014/11
■Note
ついにやって来てしまった。サンフランシスコ村。予てから聞いていたアマゾン奥地にあるシャーマンが住む村。知る人ぞ知る。アヤワスカを体験できる村の一つで一番有名な場所。ところでアヤワスカとは何か、ケチュア語で死者のロープ・魂の蔓という意味で、それはアヤワスカの木の枝とチャクルナという木の葉を煮込んでできた飲み物。主にアマゾン西側で使われていてこの一帯にシャーマニズムカルチャーに古くから伝わる心体のケアのための治療薬。時には呪いの武器としても使われているもの。飲むと吐き気と下痢の作用を生み、非常に強い幻覚作用をおこさせる。その強さはLSDの100倍以上と言われていて世界一強力なドラッグともされている。幻覚「ビジョン」と呼ばれるその現象を通してメンタルの活性化、健常化、脳の開拓。吐いたり下痢をさせることによって体に溜まった悪いモノ(物理的だけでなくメンタル的なモノも含め)体の外に出し浄化を図ることを主な目的とする。で、まぁこの旅の初期にNYで出会ったブラジル人にその実体験の話を聞いていてずーっと興味があって、ここまで出会った旅人からも聞いていてどんなものなのかと、エクアドルを抜ける時から針路をサンフランシスコ村に、ちょっとマニアックな国境を選択し、ずっと南下を続け(地図では街道としてきっちり記されてなく道があるのか不安だったけど)そしてついにたどり着いたと。で。ついに念願のアヤワスカの儀式(セレモニー)を受ける・・・細かい実体験は後述するとして。もう強烈の極み。それなりの経験値を持ってはいるつもりだったけどその何よりも強烈で今まで体験したことのない世界、時間を過ごした。ダイビングを初めてやったとき新しい世界の扉を開いたなという感覚があったけど、今回は脳内の新しい扉を開いた感じ。経験を通してこれわドラッグではない。言われるとおり確かにMedicineであると思った。体の負担は凄まじかったけど。。ところでサンフランシスコ村には色んな国からスピリチュアルな経験を求めてやって来ている。来るのはヒッピーみたいな輩だけだと思っていたら欧米人のオバチャンオジチャンの御一行(ガラパゴスにいたような客層)もいて不思議な感じがした。サンフランシスコ村の中か。若しくは少し離れたとこかに専用の宿や施設と作って欧米向けにアヤワスカ体験ツアーみたいなのが組まれているんだとか。アヤワスカがビジネス化して問題になってるとは聞いてはいたけどこーいう感じなのかな。サンフランシスコ村自体も日本人に人気というシャーマンの場所があって小奇麗な施設があるらしく。儀式も大人数でやるとこがあるらしいが(そーいうのも好きじゃない。)それ以上に露骨な感じ。体験から言わせてもらうと儀式は大人数でやるもんじゃない。シャーマンに近い距離じゃないと祈り・イカロ・息遣いを感じ取れないので少数でやったほうが絶対いいと思う。シャーマンが時間をかけて祈ってくれるし話も聞けたりできるし。たとえ綺麗な施設であってもアマゾンまでやってきてアヤワスカをやりに来てるんだから儀式の質を優先しないで生活の利便さを一番に重要視しないでほしいな、と小言を。ちなみにシャーマンに名前も授けてもらった。"BARIN KOSHI"「バリン・コシ」シピボ族の言葉で強き太陽という意味らしい。ありがとう。とにかく感謝でいっぱいのサンフランシスコ村滞在だった。
■How to get there
チャチャポヤスからタラポトへ。直通のバスはチャチャポヤスから出ていないのでコレクティーボでバスが出る街を教えてもらって移動。10時発のバスでタラポトへ。9時間。45ソル。次の日移動しようとするもバスがなかったのでこの街で2泊し、直通バスでプカルパへ。10時発。アマゾンのジャングルの中を切り開いた街道を進んでいく。80ソル。運転手曰く14時間ということだったが午前2時過ぎに大雨で道が冠水。夜道だったこともありその場で夜が明けるまで停車し朝6時過ぎにプカルパへ到着。結局20時間近く。(ロンプラ曰く18時間~20時間と書いてあったのでまぁ予想はできてたけど。)この日はプカルパで1泊し次の日ヤリナコチャ村へトゥクトゥクで移動。5ソル。船着場からサンフランシスコ村までボートで1時間。3ソル。ちなみに聞くとこによると雨季はボートで乾季はトラックで向かうことが多いんだとか。来たときは雨季と乾季の境目だったのでどっちの手段もあるとのこと。ボートからはカワイルカが見れたりする。帰りは陸路で帰って来た。橋が決壊して渡し船が必要だったけど。。
☆サンフランシスコ村について
食事:レストラン的なものはほぼない。基本自炊かシャーマンの家がご飯付きなことが多いのでそれで済ませる形になる。自炊が圧倒的に安い。
お店:簡素な村なだけあってお店の品揃えは悪い。食料品は野菜フルーツ等、生鮮食品は殆ど売っておらずあっても直ぐ売り切れる。長期滞在者はヤリナコチャ村やプカルパまで定期的に買い物に行く模様。
インフラ:あるブログでは1日数時間ということだったけど電気は24時間。水は定期的に断水(フリョウの家しかしらんけど。)するが出る時に溜水をしておくので生活には困らないレベル。ネットカフェはあるものの各家にネットは基本ない。
☆アヤワスカセレモニー体験記録
セレモニーは滞在中2回実施。それぞれの感じた経験を記載。芸が達者なら見えた経験を絵で表現できればいいのだけどできないので文章だけでお伝えします。
1回目:
初めてのアヤワスカ。断食の必要性を聞いていたのでサンフランシスコ村に着いたその日にやりたいと希望。(チャチャポヤスで食中毒にあっていたので食事制限の期間が長引くとキツイので早めがいいかなと判断。)午後9時。若干の緊張の中、今日は自分だけらしくシャーマンとマンツーマンで挑む。飲む前にシャーマンから祈りを捧げられ。いよいよショットグラス一杯に注がれたアヤワスカを呑む。思ったほど苦くはなかった。大体30分後。体・頭が重くなるのを感じ始め、左半身に重力を感じる。楽な体制でいなさい。ということで壁にもたれかかりながら重力を感じる。シャーマンが歌い始める。なんだかちょっと五月蝿いなと思いつつまぶたが重くなってきたので寝てしまう。3~4時間後お腹がぐるぐる鳴って目が覚める。トイレが我慢できなくなりトイレにこもり。宿便を一気に排出。体は特にダメージはなく。スッキリした感じ。で儀式の場に戻り調子を聞かれ、ビジョンも何も見えなかったことを伝える。シャーマン曰く1回目はそーいうことがよくあるんだと。体に溜まっていた悪い物・ストレスなど全て出て行ったので、明日か明後日もう一度やれば次は来るぞっと言われ終了。正直ホントなのか??と疑心暗鬼。量が少なかったんじゃないかなーとか別の原因を疑いつつ床につき終了。
2回目:
1回目から1日間を空けて2回目のアヤワスカ。今回は自分含めて3人。フランス人・イギリス人と共に。シャーマンはマキシモという、プカルパからやって来てくれたシャーマンフリョウの叔父さんのマスターシャーマンも交えての挑戦。時刻は同じく夜9時に開始。ショットグラス1杯は前回と同じく。一気に飲み干し。ここで消灯。他2人はアヤワスカ経験が数百回あるというツワモノ達。彼らは儀式に至って、複数の石・羽根などを布に広げ並べて置いている。聞くとコンセントレーションを高めるためとか、マキシモやイギリス人はパイプでタバコを吸ったり、フランス人とフリョウは巻きたばこを吸って精神を統一していく。自分も巻きたばこをもらい暗闇の中、燃えるタバコを見つめながら坐禅して時を待つ。30分ほど経ち、体に変化が、頭がやはり重くなる。人の影と闇の白と黒のコントラストで目が疲れるなと思っている中、突如視界がボヤけはじめる。次元が歪むような感じでモノの輪郭がグニャグニャ。ウィンドウズXPのベシエっていう名前だったかのスクリーンセーバみたいになり。グニャグニャの世界にどんどん吸い込まれていく。この時もう頭は重すぎて前を見れず手で押さえている状態。そしてマキシモがイカロ(シャーマンの歌)を歌い始める。どんどん崩れる視界。いきなり視界が眩しくなりキラキラするかと思ったら幾何学模様が全面に広がり、色は村上隆の絵のようなポップな世界でぐるぐる幾何学模様それぞれが回っていて、また別の幾何学模様の破片が吹雪のように舞っている。でその上のレイヤーに70%くらい透過した5色の布が薄くゆらゆら風になびいている。幾何学模様の海にボートのような左右に何個もパドルがついてる船がその中を往来。綺羅びやか過ぎて笑ってしまうくらい凄い画が頭に流れてきて、感動と興奮で口が半開きでニヤケる。でも凄すぎてヤバイかなと思い目を開けるも目が重すぎてすぐに瞑ってしまう。で今度もまたグニャグニャの世界から今度はジャングルの中に。景色は薄暗く土が出てきてその上をハエ飛び、アリが動きまわる。アリ同士がくっつきムカデにムカデが今度視界を這いずり回り、最後はムカデ同士がくっつき大百足みたいな毒虫のような虫が視界を埋め尽くす。でもその画に不思議と恐怖も嫌悪感もなく。ただその事象を受け入れ続けていた。景色が邪悪で土と枯れ木の世界に突然のドクロの人がチラッと現れる。無意識にあ、こいつは死神だっと思った。画面が幾何学模様に切り取られ回転しながらその一つに入っていた死神はフェードアウト、頭蓋骨の画が出てきてその中にヘビが蠢いていた。それがが虎の顔に変わり更に虎の顔が歪んだり光ったり骸骨になったりチカチカ。頭が飛ばされそうだ。これは流石ヤバイかもしれないと思い。頭の冷静なとこが指示して目を開ける。体もどうにかなりそうだったので膝をだきかかえ目を開けながら下を見る。真っ暗な下に挿し込む月の光でマットの影に白黒のコントラストが見えるなと思ったらその画にどんどん吸い込まれグニャグニャの世界に。森のような画を見つつ、そこをまた虫が這いずり回り気づくと自分が波打ち際に座っている。膝を抱えている自分からは見ることのできない少し上の視点から。幽体離脱してるような視点でそのことに気づく。マキシモの歌はちょっと高い音でそれに心地良さを感じ始める。この歌は現実と異次元を結ぶ命綱なんじゃないかと思いながら安心を感じる。で。波打ち際に水に反射する形で月と宇宙が混じりスゲーとこにいるなーと冷静な頭が感想を入れる。この辺でもう十分堪能したしまた目を開けようと思うと恐ろしいことに自分の目がさっきから開いていたことに気づき驚愕。で更にグニャグニャが続き突然腹部に猛烈な苦しいほどの便意を感じる。でも頭はどんどん宇宙を突き進む、そしてまた大きな便意の波が。これを繰り返して我慢が限界になり這いずりながら一旦儀式の部屋を出てトイレへ。ふらふらになりながら外の月明かりを見て、ちょっと冷静になる。現実に帰ってきたかもと。暗闇の部屋に戻る。シャーマンは歌い続けている。目を閉じるとまた幻覚が始まりグニャグニャしてくる。頭は以前重い。ここで一人ずつマキシモの前に座り祈りを捧げてもらう。シャーマンの前に行き。手を合わせる。目の前で歌ってもらい、息を吹きかけてもらい(ちょっと息が臭くて現実に帰る。ごめんマキシモ。)頭、顔、手にウイスキーのような酒を塗ってもらう。自分は意識が昏倒しすぎてよくわかんない状態になっていたけど顔に塗ってもらった酒、手に塗ってもらった酒を嗅ぐことで現実に引戻され現実の意識を保つことに役立った。とはいえ脳の旅は以前続き小学校の中庭にあった巨大水槽の目の前に飛んだり(何年も思い出すことはなかった画でビックリした。)、仏像、曼荼羅の画が出てきたり、範馬勇次郎もチラッと頭に霞めたりとビジョンは流れ続け儀式は進む。腹痛も再発しまたトイレに。このへんで最初のような幻覚はなくなってきたけど頭はずーっと重く疲労しているのがわかった。でフランス人とイギリス人はそれぞれイカロを歌えるので歌い、フランス人は楽器も演奏できるので演奏もしてもらった。寝っ転がりながら聞いていたけど心地よかった。時間はたぶん午前1時か2時かに。ここで儀式終了。部屋を出て、凄いビジョンだったとお互い話。イギリス人フランス人とそれぞれ熱く抱き合い終了。そのままベットに行くも頭痛と疲労でなかなか寝れず。次の日になっても頭痛がひかず夜になってようやく治るほど後遺症が大きかった。イギリス人曰く第三の目を開いたショックで頭が疲れているんだと。何度か経験するとこういった痛みはなくなるよってことだった。
以上がアヤワスカ体験。ほんとはセレモニーを3回はやるつもりだったけど後遺症も強くあまりにも凄まじいい経験で少しビビってしまい今回はここで終わりに。ほんとにチャクラというか真理の扉というか体に眠るなにかを開いて目覚めさせてしまった。。凄かった。。最後にビックリしたのはウィキペディアでアヤワスカについて調べたら自分の体験記録とほぼ同様の内容が記されていたこと。アヤワスカ恐るべし。
■Sights
Mercado in Pucallpa/プカルパのメルカド
果物野菜肉だけでなく鳥や亀、猿などの小動物も売ってる、さすがに食用ではないと思うけど。
Pucallpa Centoro/プカルパ中心部
Pucallpa・Comunidad Shipiba San Francisco/プカルパ・サンフランシスコ村
■Date
2014/11
■Note
ついにやって来てしまった。サンフランシスコ村。予てから聞いていたアマゾン奥地にあるシャーマンが住む村。知る人ぞ知る。アヤワスカを体験できる村の一つで一番有名な場所。ところでアヤワスカとは何か、ケチュア語で死者のロープ・魂の蔓という意味で、それはアヤワスカの木の枝とチャクルナという木の葉を煮込んでできた飲み物。主にアマゾン西側で使われていてこの一帯にシャーマニズムカルチャーに古くから伝わる心体のケアのための治療薬。時には呪いの武器としても使われているもの。飲むと吐き気と下痢の作用を生み、非常に強い幻覚作用をおこさせる。その強さはLSDの100倍以上と言われていて世界一強力なドラッグともされている。幻覚「ビジョン」と呼ばれるその現象を通してメンタルの活性化、健常化、脳の開拓。吐いたり下痢をさせることによって体に溜まった悪いモノ(物理的だけでなくメンタル的なモノも含め)体の外に出し浄化を図ることを主な目的とする。で、まぁこの旅の初期にNYで出会ったブラジル人にその実体験の話を聞いていてずーっと興味があって、ここまで出会った旅人からも聞いていてどんなものなのかと、エクアドルを抜ける時から針路をサンフランシスコ村に、ちょっとマニアックな国境を選択し、ずっと南下を続け(地図では街道としてきっちり記されてなく道があるのか不安だったけど)そしてついにたどり着いたと。で。ついに念願のアヤワスカの儀式(セレモニー)を受ける・・・細かい実体験は後述するとして。もう強烈の極み。それなりの経験値を持ってはいるつもりだったけどその何よりも強烈で今まで体験したことのない世界、時間を過ごした。ダイビングを初めてやったとき新しい世界の扉を開いたなという感覚があったけど、今回は脳内の新しい扉を開いた感じ。経験を通してこれわドラッグではない。言われるとおり確かにMedicineであると思った。体の負担は凄まじかったけど。。ところでサンフランシスコ村には色んな国からスピリチュアルな経験を求めてやって来ている。来るのはヒッピーみたいな輩だけだと思っていたら欧米人のオバチャンオジチャンの御一行(ガラパゴスにいたような客層)もいて不思議な感じがした。サンフランシスコ村の中か。若しくは少し離れたとこかに専用の宿や施設と作って欧米向けにアヤワスカ体験ツアーみたいなのが組まれているんだとか。アヤワスカがビジネス化して問題になってるとは聞いてはいたけどこーいう感じなのかな。サンフランシスコ村自体も日本人に人気というシャーマンの場所があって小奇麗な施設があるらしく。儀式も大人数でやるとこがあるらしいが(そーいうのも好きじゃない。)それ以上に露骨な感じ。体験から言わせてもらうと儀式は大人数でやるもんじゃない。シャーマンに近い距離じゃないと祈り・イカロ・息遣いを感じ取れないので少数でやったほうが絶対いいと思う。シャーマンが時間をかけて祈ってくれるし話も聞けたりできるし。たとえ綺麗な施設であってもアマゾンまでやってきてアヤワスカをやりに来てるんだから儀式の質を優先しないで生活の利便さを一番に重要視しないでほしいな、と小言を。ちなみにシャーマンに名前も授けてもらった。"BARIN KOSHI"「バリン・コシ」シピボ族の言葉で強き太陽という意味らしい。ありがとう。とにかく感謝でいっぱいのサンフランシスコ村滞在だった。
■How to get there
チャチャポヤスからタラポトへ。直通のバスはチャチャポヤスから出ていないのでコレクティーボでバスが出る街を教えてもらって移動。10時発のバスでタラポトへ。9時間。45ソル。次の日移動しようとするもバスがなかったのでこの街で2泊し、直通バスでプカルパへ。10時発。アマゾンのジャングルの中を切り開いた街道を進んでいく。80ソル。運転手曰く14時間ということだったが午前2時過ぎに大雨で道が冠水。夜道だったこともありその場で夜が明けるまで停車し朝6時過ぎにプカルパへ到着。結局20時間近く。(ロンプラ曰く18時間~20時間と書いてあったのでまぁ予想はできてたけど。)この日はプカルパで1泊し次の日ヤリナコチャ村へトゥクトゥクで移動。5ソル。船着場からサンフランシスコ村までボートで1時間。3ソル。ちなみに聞くとこによると雨季はボートで乾季はトラックで向かうことが多いんだとか。来たときは雨季と乾季の境目だったのでどっちの手段もあるとのこと。ボートからはカワイルカが見れたりする。帰りは陸路で帰って来た。橋が決壊して渡し船が必要だったけど。。
☆サンフランシスコ村について
食事:レストラン的なものはほぼない。基本自炊かシャーマンの家がご飯付きなことが多いのでそれで済ませる形になる。自炊が圧倒的に安い。
お店:簡素な村なだけあってお店の品揃えは悪い。食料品は野菜フルーツ等、生鮮食品は殆ど売っておらずあっても直ぐ売り切れる。長期滞在者はヤリナコチャ村やプカルパまで定期的に買い物に行く模様。
インフラ:あるブログでは1日数時間ということだったけど電気は24時間。水は定期的に断水(フリョウの家しかしらんけど。)するが出る時に溜水をしておくので生活には困らないレベル。ネットカフェはあるものの各家にネットは基本ない。
☆アヤワスカセレモニー体験記録
セレモニーは滞在中2回実施。それぞれの感じた経験を記載。芸が達者なら見えた経験を絵で表現できればいいのだけどできないので文章だけでお伝えします。
1回目:
初めてのアヤワスカ。断食の必要性を聞いていたのでサンフランシスコ村に着いたその日にやりたいと希望。(チャチャポヤスで食中毒にあっていたので食事制限の期間が長引くとキツイので早めがいいかなと判断。)午後9時。若干の緊張の中、今日は自分だけらしくシャーマンとマンツーマンで挑む。飲む前にシャーマンから祈りを捧げられ。いよいよショットグラス一杯に注がれたアヤワスカを呑む。思ったほど苦くはなかった。大体30分後。体・頭が重くなるのを感じ始め、左半身に重力を感じる。楽な体制でいなさい。ということで壁にもたれかかりながら重力を感じる。シャーマンが歌い始める。なんだかちょっと五月蝿いなと思いつつまぶたが重くなってきたので寝てしまう。3~4時間後お腹がぐるぐる鳴って目が覚める。トイレが我慢できなくなりトイレにこもり。宿便を一気に排出。体は特にダメージはなく。スッキリした感じ。で儀式の場に戻り調子を聞かれ、ビジョンも何も見えなかったことを伝える。シャーマン曰く1回目はそーいうことがよくあるんだと。体に溜まっていた悪い物・ストレスなど全て出て行ったので、明日か明後日もう一度やれば次は来るぞっと言われ終了。正直ホントなのか??と疑心暗鬼。量が少なかったんじゃないかなーとか別の原因を疑いつつ床につき終了。
2回目:
1回目から1日間を空けて2回目のアヤワスカ。今回は自分含めて3人。フランス人・イギリス人と共に。シャーマンはマキシモという、プカルパからやって来てくれたシャーマンフリョウの叔父さんのマスターシャーマンも交えての挑戦。時刻は同じく夜9時に開始。ショットグラス1杯は前回と同じく。一気に飲み干し。ここで消灯。他2人はアヤワスカ経験が数百回あるというツワモノ達。彼らは儀式に至って、複数の石・羽根などを布に広げ並べて置いている。聞くとコンセントレーションを高めるためとか、マキシモやイギリス人はパイプでタバコを吸ったり、フランス人とフリョウは巻きたばこを吸って精神を統一していく。自分も巻きたばこをもらい暗闇の中、燃えるタバコを見つめながら坐禅して時を待つ。30分ほど経ち、体に変化が、頭がやはり重くなる。人の影と闇の白と黒のコントラストで目が疲れるなと思っている中、突如視界がボヤけはじめる。次元が歪むような感じでモノの輪郭がグニャグニャ。ウィンドウズXPのベシエっていう名前だったかのスクリーンセーバみたいになり。グニャグニャの世界にどんどん吸い込まれていく。この時もう頭は重すぎて前を見れず手で押さえている状態。そしてマキシモがイカロ(シャーマンの歌)を歌い始める。どんどん崩れる視界。いきなり視界が眩しくなりキラキラするかと思ったら幾何学模様が全面に広がり、色は村上隆の絵のようなポップな世界でぐるぐる幾何学模様それぞれが回っていて、また別の幾何学模様の破片が吹雪のように舞っている。でその上のレイヤーに70%くらい透過した5色の布が薄くゆらゆら風になびいている。幾何学模様の海にボートのような左右に何個もパドルがついてる船がその中を往来。綺羅びやか過ぎて笑ってしまうくらい凄い画が頭に流れてきて、感動と興奮で口が半開きでニヤケる。でも凄すぎてヤバイかなと思い目を開けるも目が重すぎてすぐに瞑ってしまう。で今度もまたグニャグニャの世界から今度はジャングルの中に。景色は薄暗く土が出てきてその上をハエ飛び、アリが動きまわる。アリ同士がくっつきムカデにムカデが今度視界を這いずり回り、最後はムカデ同士がくっつき大百足みたいな毒虫のような虫が視界を埋め尽くす。でもその画に不思議と恐怖も嫌悪感もなく。ただその事象を受け入れ続けていた。景色が邪悪で土と枯れ木の世界に突然のドクロの人がチラッと現れる。無意識にあ、こいつは死神だっと思った。画面が幾何学模様に切り取られ回転しながらその一つに入っていた死神はフェードアウト、頭蓋骨の画が出てきてその中にヘビが蠢いていた。それがが虎の顔に変わり更に虎の顔が歪んだり光ったり骸骨になったりチカチカ。頭が飛ばされそうだ。これは流石ヤバイかもしれないと思い。頭の冷静なとこが指示して目を開ける。体もどうにかなりそうだったので膝をだきかかえ目を開けながら下を見る。真っ暗な下に挿し込む月の光でマットの影に白黒のコントラストが見えるなと思ったらその画にどんどん吸い込まれグニャグニャの世界に。森のような画を見つつ、そこをまた虫が這いずり回り気づくと自分が波打ち際に座っている。膝を抱えている自分からは見ることのできない少し上の視点から。幽体離脱してるような視点でそのことに気づく。マキシモの歌はちょっと高い音でそれに心地良さを感じ始める。この歌は現実と異次元を結ぶ命綱なんじゃないかと思いながら安心を感じる。で。波打ち際に水に反射する形で月と宇宙が混じりスゲーとこにいるなーと冷静な頭が感想を入れる。この辺でもう十分堪能したしまた目を開けようと思うと恐ろしいことに自分の目がさっきから開いていたことに気づき驚愕。で更にグニャグニャが続き突然腹部に猛烈な苦しいほどの便意を感じる。でも頭はどんどん宇宙を突き進む、そしてまた大きな便意の波が。これを繰り返して我慢が限界になり這いずりながら一旦儀式の部屋を出てトイレへ。ふらふらになりながら外の月明かりを見て、ちょっと冷静になる。現実に帰ってきたかもと。暗闇の部屋に戻る。シャーマンは歌い続けている。目を閉じるとまた幻覚が始まりグニャグニャしてくる。頭は以前重い。ここで一人ずつマキシモの前に座り祈りを捧げてもらう。シャーマンの前に行き。手を合わせる。目の前で歌ってもらい、息を吹きかけてもらい(ちょっと息が臭くて現実に帰る。ごめんマキシモ。)頭、顔、手にウイスキーのような酒を塗ってもらう。自分は意識が昏倒しすぎてよくわかんない状態になっていたけど顔に塗ってもらった酒、手に塗ってもらった酒を嗅ぐことで現実に引戻され現実の意識を保つことに役立った。とはいえ脳の旅は以前続き小学校の中庭にあった巨大水槽の目の前に飛んだり(何年も思い出すことはなかった画でビックリした。)、仏像、曼荼羅の画が出てきたり、範馬勇次郎もチラッと頭に霞めたりとビジョンは流れ続け儀式は進む。腹痛も再発しまたトイレに。このへんで最初のような幻覚はなくなってきたけど頭はずーっと重く疲労しているのがわかった。でフランス人とイギリス人はそれぞれイカロを歌えるので歌い、フランス人は楽器も演奏できるので演奏もしてもらった。寝っ転がりながら聞いていたけど心地よかった。時間はたぶん午前1時か2時かに。ここで儀式終了。部屋を出て、凄いビジョンだったとお互い話。イギリス人フランス人とそれぞれ熱く抱き合い終了。そのままベットに行くも頭痛と疲労でなかなか寝れず。次の日になっても頭痛がひかず夜になってようやく治るほど後遺症が大きかった。イギリス人曰く第三の目を開いたショックで頭が疲れているんだと。何度か経験するとこういった痛みはなくなるよってことだった。
以上がアヤワスカ体験。ほんとはセレモニーを3回はやるつもりだったけど後遺症も強くあまりにも凄まじいい経験で少しビビってしまい今回はここで終わりに。ほんとにチャクラというか真理の扉というか体に眠るなにかを開いて目覚めさせてしまった。。凄かった。。最後にビックリしたのはウィキペディアでアヤワスカについて調べたら自分の体験記録とほぼ同様の内容が記されていたこと。アヤワスカ恐るべし。
■Sights
Mercado in Pucallpa/プカルパのメルカド
果物野菜肉だけでなく鳥や亀、猿などの小動物も売ってる、さすがに食用ではないと思うけど。
Pucallpa Centoro/プカルパ中心部
シャーマンの連絡先が。街の電柱に。シャーマンはもうすぐそこなんだなと。
Yarinacocha/ヤリナコチャ村船着場1
ここからボートに乗ってサンフランシスコ村に。
Yarinacocha/ヤリナコチャ村船着場2
船着場では魚の卸売も。アマゾンの見たことない魚ばかりが並ぶ。
Comunidad Shipiba San Francisco/サンフランシスコ村1
アヤワスカで観光地化してきてるとはいっても本当に一部だけであって村自体は簡素。こんな民家が立ち並んでいる。
Comunidad Shipiba San Francisco/サンフランシスコ村2
シャーマンの像。村に入ってまずこれが現れるのでああシャーマンの村に来たんだなと実感。
Comunidad Shipiba San Francisco/サンフランシスコ村3
子供はどこにいってもみんな元気。
A Shaman's House/シャーマン・フリョウの家1
今回お世話になったシャーマンフリョウ(不良のプロナンスではないです)の家。長屋みたいなところに寝泊りする。
A Shaman's House/シャーマン・フリョウの家2
部屋の中、鍵もないとこだけどホントに平和。蚊帳もあるので蚊の心配は大丈夫。ただし、、ダニは大量にいるので殺虫スプレーかマットなど持参することを激しく奨めます。
A Shaman's House/シャーマン・フリョウの家3
フランス人クルーが撮影をしているのを撮影。聞くとサンフランシスコ村の世代格差的なものをテーマにドキュメンタリーを撮ってるのだとか。
Shaman with me/シャーマン・マキシモ
74歳のシャーマン、やさしいおじいちゃん。彼の儀式は本当に素晴らしかった。イカロが心地よい。もちろんフリョウもよかったけど。
Ayahuasca/アヤワスカの木
文字通りアヤワスカの材料、蔓みたいな木。この幹とチャクルナの葉を煮込んだ液体がアヤワスカになる。
Chacruna leaves/チャクルナの葉
チャクルナの葉にDMTが含まれていてこれが幻覚作用の元になる。DMTは元来人間の口に入ると即座に分解されてしまって効果を生まないがアヤワスカに含まれたDMTの分解をキャンセルさせる酵素。これが交じることでDMTを直に体内に吸収され超強烈な幻覚作用を生み出す。科学的見識もなく昔の人はどーしてこれを生み出したのか。なぜこの組み合わせで飲み物を作ったのか。人間は凄い。
Jungle Hiking/ジャングルハイキング1
フリョウの家に居候しているアルゼンチン人アルベルトが小船を持っていてこの辺りの地理に詳しいということで宿の仲間とジャングルハイクに。村と違ってもう異常なまでの蚊の猛襲。虫除けスプレーでも防ぎきれず、ロングTシャツであっても貫通してくるし常に蚊の羽音が耳元で鳴るので中々拷問なハイク。
Jungle Hiking/ジャングルハイキング2
この辺で一番大きな木。
Jungle Hiking/ジャングルハイキング3
シャーマンが子供の飾りに使うという葉、サイケデリック。
Jungle Hiking/ジャングルハイキング4
立派なアヤワスカの木を発見。
Pink Dolphin/カワイルカ
うまく撮れなかったけど、川にはカワイルカが住んでいてチラホラ顔を出すので見れる。
River and Sky Afternoon/午後の空と川
■Eating
Yarinacocha/ヤリナコチャ村船着場1
ここからボートに乗ってサンフランシスコ村に。
Yarinacocha/ヤリナコチャ村船着場2
船着場では魚の卸売も。アマゾンの見たことない魚ばかりが並ぶ。
Comunidad Shipiba San Francisco/サンフランシスコ村1
アヤワスカで観光地化してきてるとはいっても本当に一部だけであって村自体は簡素。こんな民家が立ち並んでいる。
Comunidad Shipiba San Francisco/サンフランシスコ村2
シャーマンの像。村に入ってまずこれが現れるのでああシャーマンの村に来たんだなと実感。
Comunidad Shipiba San Francisco/サンフランシスコ村3
子供はどこにいってもみんな元気。
A Shaman's House/シャーマン・フリョウの家1
今回お世話になったシャーマンフリョウ(不良のプロナンスではないです)の家。長屋みたいなところに寝泊りする。
A Shaman's House/シャーマン・フリョウの家2
部屋の中、鍵もないとこだけどホントに平和。蚊帳もあるので蚊の心配は大丈夫。ただし、、ダニは大量にいるので殺虫スプレーかマットなど持参することを激しく奨めます。
A Shaman's House/シャーマン・フリョウの家3
フランス人クルーが撮影をしているのを撮影。聞くとサンフランシスコ村の世代格差的なものをテーマにドキュメンタリーを撮ってるのだとか。
Shaman with me/シャーマン・マキシモ
74歳のシャーマン、やさしいおじいちゃん。彼の儀式は本当に素晴らしかった。イカロが心地よい。もちろんフリョウもよかったけど。
Ayahuasca/アヤワスカの木
文字通りアヤワスカの材料、蔓みたいな木。この幹とチャクルナの葉を煮込んだ液体がアヤワスカになる。
Chacruna leaves/チャクルナの葉
チャクルナの葉にDMTが含まれていてこれが幻覚作用の元になる。DMTは元来人間の口に入ると即座に分解されてしまって効果を生まないがアヤワスカに含まれたDMTの分解をキャンセルさせる酵素。これが交じることでDMTを直に体内に吸収され超強烈な幻覚作用を生み出す。科学的見識もなく昔の人はどーしてこれを生み出したのか。なぜこの組み合わせで飲み物を作ったのか。人間は凄い。
Jungle Hiking/ジャングルハイキング1
フリョウの家に居候しているアルゼンチン人アルベルトが小船を持っていてこの辺りの地理に詳しいということで宿の仲間とジャングルハイクに。村と違ってもう異常なまでの蚊の猛襲。虫除けスプレーでも防ぎきれず、ロングTシャツであっても貫通してくるし常に蚊の羽音が耳元で鳴るので中々拷問なハイク。
Jungle Hiking/ジャングルハイキング2
この辺で一番大きな木。
Jungle Hiking/ジャングルハイキング3
シャーマンが子供の飾りに使うという葉、サイケデリック。
Jungle Hiking/ジャングルハイキング4
立派なアヤワスカの木を発見。
Pink Dolphin/カワイルカ
うまく撮れなかったけど、川にはカワイルカが住んでいてチラホラ顔を出すので見れる。
River and Sky Afternoon/午後の空と川
■Eating
How to make Ayahuasca/アヤワスカの作り方1
大鍋にチャクルナの葉と、ハンマーで砕いたアヤワスカの木を入れていく。
How to make Ayahuasca/アヤワスカの作り方2
中をかき混ぜ、水をたっぷり入れて煮込む。
How to make Ayahuasca/アヤワスカの作り方3
時折かき混ぜながら完成まで10時間~12時間近く。
How to make Ayahuasca/アヤワスカの作り方4
時間がたってくると鍋の水分が飛ばされ液はだんだんドロドロに、最後は大鍋から小さい鍋に中身を移し更に煮込んで完成。
An Amazon Typical Food/魚の煮付け
川で採れた魚と蒸かしたバナナ。2回目のアヤワスカ体験の次の日の朝食として登場。疲労と頭痛で食欲もなかったところにダメ押し。ちょっとグロくてほとんど食べられなかった。味は美味しいといえば美味しいけど。
■Accommodation/安宿
シャーマン・フリョウの家
■Accommodation/安宿
シャーマン・フリョウの家
●My Rating
:☆☆☆
●Price
:10ソル・3食付き30ソル/セレモニー1回100ソル
●Room
:シングル
●Bathroom
:水、共用
●Wi-Fi
:なし
●Location
:船着場からまっすぐ歩く。5分ほどで左手に見えるネットカフェの裏手。ネットカフェもフリョウの一家が経営してる。
●設備、他サービス
:共用キッチン
:セレモニー
※ベッドはダニが多いのでマットなどを敷いて寝るように。(たぶんどこのシャーマンの場所でも同様)蚊は蚊帳があるので防げる。
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