Gunung Rinjani/リンジャニ山-1

Untitled

Gunung Rinjani/ンジャニ山-1 -Oct 2017-


■Note

パリから一気にインドネシアはバリ島へ。

もうお金が尽きようとしている中、最後に選択した国がここインドネシア。なんでここに?と移動しすぎでしょ?と思われるかもしれないけど

パリ→バリへ〜〜♪

ってSNSでやりたかっただけ、というわけではなく。(でも当然やったけど)

表題のリンジャニ山へ登るためである。

インドネシアと言えばに日本人にはバリ島を始めとして南国リゾートの国、綺麗な海を想像して山がある国だなんて知ってる人は少ないと思う。というか日本人以外でも同じだけど。

しかしこの国、実は中々の山岳国家でインドネシア領側のパプアニューギニア諸島にはカルステンツ・ピラミッドと呼ばれる4884mの高峰があったりと、日本よりはるかに大きな山が座していて、バリ島内でもアグン山という3000m以上の高峰がある。

今回はアグンとリンジャニを攻めようと思っていたのだけどアグンは絶賛噴火中ということでお隣の島ロンボク島にあるリンジャニ山だけを攻めることにした。

感想はというと難易度はほぼないのだけど、風が予想以上に強く、想定していたよりの遥かに寒く感じた登山だった。しかしそこでの景色はこの長く苦しかった登山旅の最後を締めくくるに相応しい圧巻の景色。

トロピカルな南国世界と原始的な風景を見せてくれる火山帯の風景、非常に内容の濃い時間だったなーと。

■How to get there

パリからバリまでフライトで、オマーン航空を利用
4万5000ほどの破格チケットで、LCCじゃなく機内食もあって映画などのファシリティも付いた昔ながらのスタンダードな機内サービスに大満足。

バリ島からロンボク島へ
ボートにて往復オープンチケットで500,000IRP(それ以上はボッタクリプライスなので気をつけるように、高級ホテル付近は倍以上のプライスに設定されている)
遅延が当たり前のようで朝最初の便であっても1時過ぎに到着する。

■リンジャニ登山ツアー概要

今回はツアーを選択。

ほんとは単独で挑む予定だったけどガス缶の調達や、水の問題など不明要素が大きすぎたのと、ツアー行程がわりと面白そうだったのでこちらにした。

※インドネシア全てなのか、リンジャニだけかわからないけど少なくとも自分の現地ツアー会社のクオリティは限りなく低っかたので要注意。特にオーガナイズ力が適当極まりなく、客の要望を聞いているにも関わらず何もしない。何も考慮しない。世界でも稀に見るレベルの低さだった。

《標高》3762m

《日程》2泊3日
→登山のみなら1泊2日も可能でコースはSembalun側から登って往復する。

《難易度》富士山程度(たぶん、、)装備を誤らないことが1番大事。

《気候》
10月では頂上付近は1度まで下がっていた。事前に必ず確認を。
特に10月〜12月頭は風が強いので日本の夏山を意識してこないように。

《費用》1,500,000IRP〜
→これ以上の金額はボッタくりプライスになるので150万から160万になるように必ず交渉を。

★含まれているもの
・ツアー中の水、食事
・テント、寝袋、マットの提供
・上記2項目のポーターサービス
・ガイド
・入山料
・ツアー前後のトランスポートサービス※
・ツアー前日のアコモデーション
→出発地点付近の宿にツアー費で泊まれるが、ロンボク島内の別の場所であってもタクシーを手配してくれ連れてってくれる。

★含まれていないもの
・チップ

・衣服
→バリ島に来て海をメインの人は装備が弱く、これが原因で登れない人もいる。

・ヘッドライト等各種備品
→登山は夜明け前から登り始めるので必須になるがこれも上記同様持ってない人がチラホラ。

これらについて確実に必要になるのにツアー会社は一切説明せず、当日集合した時に必要性を話し始め質の悪いライトを売りつけたり、本当に質の悪い靴や服をレンタルさせてくるので備品装備は必ず自分で用意するように。

※トランスポートにおける注意
登山終了後、隣の島であるギリ島まで。という選択が可能になっていた場合。普通のスケジュールではボートの最終便に間に合わない。そしてそれついて補償も何もしない(交渉とクレームでやってはくれるが追加料金になったりと面倒)なのでロンボク島内に留まる選択をしておくのがベター。

《行程》
・Day0
Senaru付近で一泊
or
ロンボク島内どこか(翌早朝迎えが来る)

・Day1
Senaru 1000mほど
Rim CampSite 2600mほど

・Day2
Rim CampSite
温泉
Rinjani BaseCamp 2600mほど

・Day3
Rinjani BaseCamp
Summit 3726m
Sembalun 1000mほど
トランスポートで各地

■Photos


Untitled
Way to Lombok/ロンボク島へ
後ろに写るボートや写真のような船でロンボク島へ向かう。写真はロンボク島手前にあるギリ島で停泊の一枚。ギリ島は海がとても綺麗なのでリンジャニ後はここでゆっくりして帰るといい感じ。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー1
宿から朝5時にタクシーの迎えがやってきて、集合場所へ。そこで朝御飯をとり、いざ登山口へ。ちなみに出発地点にて装備の確認をしたのだけどイギリス人3人組の服装があまりに酷く、レンタルもできないようだったので服を何枚か貸してあげた。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー2
車で行けるところまで進み、暫く歩くとゲートに到着する。ここで入山料の支払い、サインインを済ませる。ちなみにガイドはここでもう一組のグループを待つから先に進んでくれという。この時既に我々は2台分のメンバー、約10名ほどいる状態。ガイドはお前だけなのか?と聞くとそうだという、エージェントは管理しきれないから6人までって言ってたんだけど。。?

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー3
始めは山林の中を歩いていく。メンバーはとてもインターナショナルでアメリカ、イギリス、オランダ、フランス、フィンランド、スペイン、そして自分の日本という構成。出発前にガイドがそれぞれ何日のツアーか確認を取っていて、一組、フランス人のカップルだけ一泊二日の登山ツアーで申し込んでいるという。自分はこの時アレ?と違和感。なぜならツアー概要で上述してるように逆サイドから登るのが通例だから。しかしガイドはわざわざ確認して何も言わないということは平気なのか?と。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー4
道中にはPOSと呼ばれる休憩、キャンプスポットがありそこで昼食を取ったりする。ここに我々は11時頃に到着したのだが、一行に来ないガイドとポーター達、ようやくやって来た所でチンタラ動き始める、手持ち無沙汰なのか皿を1枚あたり5分くらい拭いてる姿、、結局到着してから昼食は2時間半後、メニューは野菜入りインスタントヌードルにご飯に、デザートのパイナップル。これにどんだけ時間かかるねん笑、と皆で突っ込みつつ。そしてツアーメンバーは数えると14人にまで増えていた。これでガイド1人とか、、登山を舐めてる。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー5
POS2と呼ばれる場所で長すぎる昼食休憩を終え登っていくと森林限界が近いのか森が開け始める。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー6
時折霧が現れたりしていて中々いい感じの景色。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー7
キャンプ地に到着する。各POSであったり、キャンプ地の周辺にはトイレットペーパーや色んなゴミがそこら中に散乱しており、幸い臭いこそキツくはないけど、ゴミ問題とか無頓着なんだなーと思わされる。1日あたりの登山者は50名近くはいると思われるのでこのままだと近い将来この山は何らかの問題が起きると思う。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー8
キャンプ地から少し登った所に出るとこの日の目的地であるカルデラ湖畔のリッジに立つことができる。湖畔に浮かぶ火山と後ろにそびえ立つリンジャニ山、凄い景色。正直これが見たかったので二泊三日ツアーを選択したのだけど、その価値はあったなと。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー9
当然の記念撮影。ツアーなので記念撮影も楽なのが嬉しい笑

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー10
そしてキャンプ地からはバリ島方面がよく見え奥にはバリ島最高峰アグンが見える。島の登山は初めての経験で周りが海で何もないから雲海にならずとも凄い標高感を感じられるということを知った。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー11
この旅でも屈指の夕陽にツアーメンバー全員大興奮。日の動きと共に空の色づきが大きく変わっていく、マジックアワーを心ゆくまで体験。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー12
日が沈む。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー13
沈むと一気に空が焼けだす。写真は上手く撮ることよりも自分の見た目に近い色合いや情景を意識していて、この色はまさに肉眼通り、素晴らしい時間だった。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー14
ずっと見ていられる夕陽だった。登山中素晴らしい夕陽は沢山あるんだけど、寒すぎる場所が多くて外に出てられないので実はこれだけ最初から最後まで夕陽を満喫できるのは新鮮な体験だった。

Untitled
Day1 Rinjani Tour/リンジャニツアー15
そして最高の星空。ツアーエージェントはゴミだけど景色が良すぎ。


続く。

■Accommodations/安宿

キャンプサイト
 ●My Rating
:☆☆☆
 ●Price
:ツアー込み
 ●Room
:テント
 ●Bathroom
:野外
 ●Wi-Fi
:なし
 ●Location
:山中
 ●Special Mention
:

Thank you for reading
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
Click Me!!!!

コメント