Abel Tasman Track/エーベルタスマントラック

Untitled

Abel Tasman Track/ーベルタスマントラック -Jan 2017-


■Note

南島の北端に近い所にある海岸線のグレートウォーク。

NZで会う多くのバックパッカーが最高だったと語り、自身も南島のハイライトになったんじゃないかなというほど楽しめたトレッキングだった。

ちなみにこのトラックは他のグレートウォークとは一線を画していてキャンプサイト、ハットの数がその全長に比べてやたら多い。

それはこのトラックがリゾート地でもあるから。

トレッキング目当ての人以外も来れるように各地にウォータータクシーなるものがあって起点の街から各地に歩かずにキャンプ地に行けるようにトレッカー以外の人も来れるようになっている。

それじゃあ人も多いんじゃ?

と思うかもしれないけど、そこは天下のグレートウォークなのでそれでも人数制限は厳しく全くそんなことはない。

というか歩く人しか行かない場所にこそ最高のビーチが潜んでいたりとトレッカーを萎えさせるような要素は全くないそんな素敵な場所だった。

ということで今回はフェスで一緒だったドイツ人のジェイコブ君と自分の2人での挑戦。

道中自分の誕生日を迎えたりと兎に角楽しい時間を過ごさせて頂きました。

■How to get there

タカカからスタート地点のマラハウまでヒッチハイク。
2人いたけど、難なく無事目的地へ到着。

■Abel Tasman Track

日数: 4泊5日
(2日程度で終わる距離だけど途中のビーチたちを楽しむため。ゆっくりに。)
全長: 51キロ
予約: ハイシーズンは埋まりやすい。自分は2週間待たされたので早めの予約を。
虫: クソ蝿は今までのトラックに比べて格段に少ない。けどいないわけではいので虫除けは必要。
コースタイプ: ワンウェイ、スタート地点はマラハウ側とワイヌイ側の二箇所。

※カヤックについて
主にツアーや、ワンデイトリップの人の利用が多いけどこの海岸線トレイルをカヤックを利用して進むこともできる。これがあると格段に楽しくなるのでオススメ。
レンタルショップはマラハウに数軒。値段は微妙に違っていて街から1番奥にあるホリデーパークに隣接しているショップが安かったのでそこでレンタル。予約は前日でも問題なかった。

とはいえ以下のコスト、安くはないので初日だけ。
費用:85ドル

内訳
2人乗りカヤックレンタル・1人1日65ドル
返却サービス・20ドル(40ドルだけど2人で割ったので)
→返却サービスを利用することでキャンプ地に乗り捨てができる。
ドライバック各種は無料で貸してくれる。
かなりの量を持ってたはずなんだけど2人分の荷物が収まったので容量は心配しなくてもよいかと。

ちなみにウォータータクシーで荷物だけの送迎も可能。
載せきれないとか、お酒とかトレッキング以外も盛大にやりたい人でも大丈夫。
こーゆうところも他のとこと全然違う。

ワンデイだったらネットのプロモーションで申し込むと安いのでコチラがオススメ。

※マラハウについて
街に二軒(一つはホリデーパークの受付)に小さいキオスクがあるだけ。
食料等は事前に用意しときましょう。買えなくはないけど値段がクソ高いので注意。

■Photos


Untitled
Seaside walk at Marahau/マラハウの海岸沿い
街にもビーチがあってのんびりできる。

Untitled
The river at Marahau/マラハウの川
海に繋がる川で潮が満ちてないと川にならないところ。Sapができるようでレンタルもあった。

Untitled
Track day1/エーベルタスマンday1-1
先ずは予約したレンタルショップにてパッキング、前日に入るかチェックもしなかったので不安だったけどギリギリで何とか収まって安堵。

Untitled
Track day1/エーベルタスマンday1-2
出発前に乗り方やら緊急時の動きやらの諸注意を軽くレクチャーを受け、いざ出発。2人とも海のカヤッキングは初めてだったけど波も風も落ち着いてたので問題なく進む。

Untitled
Track day1/エーベルタスマンday1-3
島のほうにも進むことが出来てアシカのコロニーがあるので泳いでるとこや沿岸で寝てるところにも行けるのがカヤックの良いところ。しかもツアーでもないのでペースも寄り道も完全自由。

Untitled
Track day1/エーベルタスマンday1-4
良い感じのビーチが見えたのでそこまで移動してランチ休憩。

Untitled
Track day1/エーベルタスマンday1-5
寄り道しつつもあっさり初日のキャンプ地アンカレッジに到着。ここのキャンプ地は大きく、数は少ないけどUSBの充電機も無料で提供している。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-1
2日目はアンカレッジのビーチからスタート。この日1月18日、私は33歳となる。誕生日だけどめでたいという気持ちより歳とりたくない思いが強いわーみたいな話をジェイコブにしたら「何言ってんだ誕生日がなければ生まれてこないんだから、おめでたいに決まってんじゃん!今は誕生日あってこそだよ」っと熱いトークを21歳から頂き私ちょっと感動。同じことを俺のセリフとして誰かに言うことにしました。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-2
このトラックの特徴としてロータイドコースとハイタイドコースがあってロータイドだとご覧のように干潟になるのでコースをショートカットして進むことができる。


Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-3
マラハウのビーチも干潟になってそこで潮干狩りをしていた我々。その貝が中々に美味かったのでここでも潮干狩りを敢行する我々。ちょっと食料が少なかったので現地調達。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-4
貝はpipiピピというアサリの一種。味はシジミとアサリの中間みたいな感じで。とりあえず良い出汁がでる。で、こんな感じで次のキャンプ地も近いので水を捨て綺麗な海水に採取した貝を入れて泥抜きしながら歩いていく我々。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-5
綺麗な景観を進みつつ高級別荘地らしきエリアもトレイル内にある。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-6
海岸近くの森もまた何か良い感じ。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-7
道中にあるサンドフライビーチとかいうクソカスネームが付いてるビーチ。しかしその実態は最高なビーチでここでものんびりする。きっとあまりにも素晴らしいからクソな名前を付けて人を遠ざけようとしたんじゃないかと憶測。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-8
そんなビーチにて記念撮影。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-9
他にも綺麗なところを通っていく。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-10
キャンプ地に到着し朝に採取したアサリと出汁と、持ってたインスタント味噌を使って炊き込みゴハンに。素晴らしい誕生日meal。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-11
初日のキャンプ地でツアーで来ていた人達が飲みきらなかった余ったビール。なんとジェイコブが友達が誕生日で祝いたいからといってもらって来てくれたのでした。感激。良い奴や。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-12
キャンプ地はビーチと干潟地帯に挟まれたエリアになっている。

Untitled
Track day2/エーベルタスマンday2-13
キャンプ地について一雨降ってまた夕方には晴れ間を取り戻す。良い感じの雲ができてた。そしてその晩は軽く嵐になるのだけど朝には止んでまた快晴になっていた。ほんとに今回は天気に恵まれてる。

Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-1
3日目は大きな干潟エリアがコースに入っていて、迂回路はなし。ようは干潮のタイミングではないと進めないというコースになっている。なのでキャンプ地でタイムテーブルを確認。この日は朝8時40分と夜9時20分。朝に合わせるとキャンプ地を7時には出ないといけない。しかしそれはきつい、ということで後半のロータイドを狙うことに。ちなみにニュージーの夏は日が長いので9時半くらいまでは明るいのでちょっと遅くても問題なし。

Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-2
後半に大きなロータイドコースがあるけど3日目は初日にもある。これは迂回路があるのでさほど問題じゃないけどショートカットして進む。

Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-3
干潟は干潟でいい景色を作る。

UntitledTrack day3/エーベルタスマンday3-4
そして3日目も素晴らしいビーチを通りすぎる。あまりにも素晴らしいのでここでもたっぷり休憩を。なんといっても次のロータイドを待たないといけないので時間がありあまってる。

Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-5
橋を渡りつつ遊ぶおじさんと青年。

Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-6
北部に入ってからか、シーズンがはじまったのか蝉の声をよく聞くようになった。そもそも蝉そのものが久しぶりな自分。いつ以来だろうか、、メキシコあたり?いたかな?とにかく数年ぶりな気がする。

Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-7
扉写真の絶景ポイントに。適度な潮の引き具合で素晴らしい画を堪能。

Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-8
ここから向こう岸まで渡らないといけないのだけどご覧の有様。ロータイドは午後9時過ぎなのでビーチでのんびり。

Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-9
だいぶ潮が引いてきたけど幅がどデカイので中心部はまだ全然水がひいていない状態。ちなみにここに無料シャワーが設置されており待ってる間みんなここでリフレッシュ。

Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-10
午後8時になりもう行けるっしょっということで向こう岸に渡る。これでもまだそこそこ深く。膝上まで浸かることになった。9時20分の干潮と考えると前後90分くらいからが行ける目安だと思う。それ以上だと深さが腰を超えてくるので厳しいかと。


Untitled
Track day3/エーベルタスマンday3-11
20分ほどで無事渡りきる。貝殻が多くて素足は結構痛い。この後30分ほどで次のキャンプ地に到着。だいぶ暗くなってきていたのでささっと飯を作って就寝。ちなみに綺麗だったし問題ないとは思うけど(ハットがないキャンプ地だけの場所は全て)濾過した水は手に入らないし、シェルターもないことが多いので待ってる間に晩飯作って食べてしまえばよかったなと。

Untitled
Track day4/エーベルタスマンday4-1
4日目開始。今日もビーチ沿いの道が多い。

Untitled
Track day4/エーベルタスマンday4-2
海岸沿いやら森やらを出たり入ったり。

Untitled
Track day4/エーベルタスマンday4-3
ニュージー固有種の鳥に遭遇。

Untitled
Track day4/エーベルタスマンday4-4
毎回ビーチエリアに入る前にこうやって見渡せる場所を通っていくのがこのトラックの特徴。

Untitled
Track day4/エーベルタスマンday4-5
キャンプ地到着。ボッーと眺める。

Untitled
Track day4/エーベルタスマンday4-6
寝るジェイコブ。

Untitled
Track day4/エーベルタスマンday4-7
ボケる満天の星空。キャンプファイヤーをしてゆっくりする。

Untitled
Track day5/エーベルタスマンday5-1
5日目はさすがに持ちこたえていた天気も崩れ始めるということでサクサク進んでいく。

Untitled
Track day5/エーベルタスマンday5-2
進む進む。

Untitled
Track day5/エーベルタスマンday5-3
終了ー。短い距離の連続だったので楽なトレッキングだった。今回は本当に天候に感謝。悪い日に当たってたら全く楽しくなかったと思う。この後タカカまでヒッチハイクで戻りました。

■Accommodations/安宿

Adventure Inn
 ●My Rating
:☆☆☆
 ●Price
:20ドル
 ●Room
:テント泊
 ●Bathroom
:共用
 ●Wi-Fi
:有り
 ●Location
:マラハウのメイン通り沿い。
 ●Special Mention
:キッチン有り、ビリヤード、シアタールームあり。

Thank you for reading
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
CLICK ME!!!

コメント