Ala Archa National Park, Uchityel/アラアルチャ国立公園、ウチテェル -Sep 2017-
■Note
アラクル湖トレッキングから三度のビシュケクに戻りまったりとした日々を過ごす毎日。
もう登山シーズンも概ね終わってしまったようだしこの国も去り時かと出国チケットの手配、あーこれでキルギスも終わりかーなんてしみじみ。
しかし今回の旅でキルギスでは一度もピークに達していない(高度順応として登った山はあったけど)、ニュージーランド以降なんだかんだ全ての国で何らかの山を登頂してきてるわけで、、
いいのかこれで??、何となく頭を過る
安い航空券を手配した都合で出国まで5日程度余裕がある。ふと以前にMaps.meでチェックしていたビシュケク南部にある山域を思い出して改めて地図を眺めてみる。
むむ?山頂までルートが記載されている??ということはわりと楽??
ということで時間があったので南部にあるアラアルチャ国立公園まで足を運んで一山登ってきた。
その名も、ウチテェル
灯台下暗しというか、なかなか素晴らしい場所で結果かなりの満足を。というかビシュケク近郊だしレーニンピーク攻める前ここに順応しに来ればよかったなとちょっと後悔。
とはいえようやくのキルギスでのサミット、これで一先ず少しは気持ちよい心地でこの国を去ることができそうだ。
■How to get there
265のマルシュで終点まで、20ソム〜(もっと高く言われるのが普通。)30〜40分ほど。
※マルシュの通り道まで南旅館から2キロほど歩く必要がある。南旅館の西にある南北に走る大通りのもう1つ西の大通り。
→ただ常に混んでるので大荷物だと2人以上は厳しいと思われる。始発が出る(確か)オシュバザールまで行くか、高いけどタクシーを利用するのもアリ。
マルシュ終点から国立公園入口まで5キロほどあり、マルシュの運転手がよくプラス200で連れてくというが高いので終点から登山口までヒッチor歩くのが通例。距離は16キロほど。
朝方はわりと山に向かう人達が多いのでヒッチなら早めのスタートがおすすめ。
■アラアルチャ国立公園とウチテェル概要
ビシュケク近郊にある国立公園、近場すぎて意外と見落とされやすい場所。しかし4000m台の高峰からなる美しい谷とその奥には氷河がある大自然を堪能できる場所。日帰り、日数をかけての登山、トレッキングと各自のレベルに合わせて楽しむことができるので、ビザ待ちなどで暇なバックパッカーにもオススメ。
【国立公園入場料】
・80ソム
→ヒッチした車が工事用の車両だったりするとゲートをチェックなしにパスできる。
【宿泊地】
→登山口に宿が数軒、値段は聞いてないけど高いらしい。キャンプ地は基本無料だが山小屋に隣接する場所はお金を取られた。
【ウチテェル登山】
・標高
→4552m
・日数
→1泊2日〜2泊3日〜
※日数はヒッチの出来次第で左右される。
・難易度
→簡単、キャンプ地から頂上までほぼ岩場で、自身も意外だったけどこの標高でもクラムポンなしで最後まで登れる。また道中も置石なども多いので迷わず進めると思う。
・宿泊、水場
→トレッキング用の地図上の最奥にAk-Saiの小屋とキャンプ地があって綺麗な水場もある。テント泊だと200ソム。小屋は不明、バンクルームなので寝袋持参は必須。食事もスタッフが作ってるの見たので提供してくれると思うけど詳細は不明、必要ならエージェンシーに要確認を。
■Photos
Day1 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山1
ヒッチで二台乗継ぎ、あまり待つことなく乗れたので予定より早く9時半に登山口に到着。時間に余裕ができたので予定を変更してこの日の内に標高3300mほどにあるキャンプ地を目指すことにした。トレイル中には所々案内看板がある。
Day1 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山2
9月の頭だったけど、既に登山口一帯は紅葉していて綺麗な景色になっていた。が、カメラがポンコツ化している今は広角で撮るとこんな感じに。。
Day1 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山3
日帰り組の折り返し地点である滝のポイントまでは比較的緩やかな道が続くけど、それ以降は傾斜もきつくなり、登山道っぽくなっていく。
Day1 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山4
出発して5時間弱とか?だったと思う、キャンプ地のゲートに到着する。
Day1 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山5
水場は隣にある滝から直接汲める、ビシュケクのバザーで見つけた韓国系のお店で調達したパクリボンカレーを食す。美味い。そしてこれをレーニンに持っていけばよかったと激しく後悔を。。あと、写真のコールマンのガスがクソでビックリした。
Day1 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山6
トイレが氷河側にあってそこから見た小屋の図。ご覧の通りわりと大きい。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山1
昨日夕方にやってきた美人フランス人3人組。彼女らに何時に出発するか聞いたら6時よーということだったので自分もそれに合わし、出発(笑)、が当然のごとく6時に間に合わない彼女ら、ペースも合うこともないのでやっぱり1人で登り進める。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山2
早朝からわりと雲も多めな感じでちょっと嫌な予感を抱きつつ登っていく。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山3
が、日が昇るにつれて、雲も薄くなっていった。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山4
序盤は濃くついたトレースを追うだけだけど、次第に岩場が多くなってくる。前述したけど置石もそこそこあるので迷わず進めるけど、早朝すぎたり、まだ暗い内の出発だったらわりと苦戦してしまうかも。ちなみに山の反対側から日が昇ってくるのでかなりの時間、日陰で進むのでかなり寒い。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山5
目の前の岩場を登りきって稜線に到達。反対側は北東で雪で覆われていた。風が強かった。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山6
稜線から頂上を確認。それなりに疲れてはいたけどはっきりと終わりを視認することでヤル気がでる。そして見事に反対側は雪がない。が、この辺りから岩が所々凍っていて滑りやすいので注意が必要。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山7
出発から約3時間、無事登頂を。山小屋で早い人は3時間かなって言われてたので少し嬉しく。頂上には折れたシャベルが突き刺してあるだけの簡素なものだった。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山8
キャンプ地で前日に合わせたのもあって4552mの標高であることからかなり正確な数字。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山9
扉写真と同じく、こちらも頂上からの写真。ビシュケク方面を撮ってみる。視界でも薄っすら街を確認できた。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山10
頂上を満喫して下山。道中のいい感じの岩を撮ってみる。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山11
その岩をよくみるとロープやらクライミングの形跡を発見。よく1人での登山を勇気あるとか言われるけど、正直クライマーのほうが頭オカシイと自分は思う。。登山は安全なルート選べるけどクライミングなんて無理でしょって所ばかりだし。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山12
氷河と山々、美しい。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山13
道中にあった骨。こんな動物一度も見かけてないんだけど、ほんとに住んでるだろうか?
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山14
キャンプ地に戻り休憩と、持ってきたチーズとパテでサンドイッチを食す。今回も素敵な場所でのキャンプだった。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山15
おまけで、キャンプ地のトイレ側から見た氷河。なかなか絶景。
Day2 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山16
1時間ほど休憩して下山を。
実は今回この帰り道からまだ別の登山道が伸びていてそこにも挑戦する予定だった自分。がしかし、今履いてるトレッキングブーツのソールが劣化が激しくツルツル。ゴアテックスのスニーカーみたいな感じになっていて下り坂、特に砂利系が特にキツい。重めの荷物を背負うとその影響は更に強く、何度もスリップして筋肉を痛めてしまったのでそのまま下山することに。
Day3 Uchityel Mountaineering/ウチテェル登山
昨日中に帰ろうと思ったけど夕方でヒッチが捕まえられず、登山口入口付近のキャンプサイトで一泊。翌日朝に歩いてマルシュの乗り場へ、、と思っていたら5キロほど歩いたところでバスのヒッチが成功。無料で乗せてくれた、中には登山で会ったフランス人3人組もいてビックリ。3人も昨日中では帰れなかったようだった。
■Accommodations/安宿
Ak-Saiのキャンプサイト●My Rating
:☆☆☆
●Price
:200ソム
●Room
:テント泊
●Bathroom
:共用
●Wi-Fi
:なし
●Location
:地図にて確認を。3300m
●Special Mention
:
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