Everest trekking/エベレスト トレッキング-1 -Mar 2017-
■Note
ついに始まったエベレストトレッキング
カトマンズでは色んな旅行代理店と話合いをした結果、コストパフォーマンスが1番良いだろうと思われた会社にするも正直なところこのトレッキングを進めるにあたって金銭的にだいぶ勿体無かったという思いでいっぱいに。。これは別にまとめるとして、、
途中2つのピーククライミングを混ぜた約30日の長い長いトレッキング。通常は約2週間程度になるのだけどピーククライミングを挟むことで日程がだいぶ膨らんでしまった。
非常に長い期間の記録となってしまったのでトレッキングを数回にピーククライミングはまた別枠で、というように分けて更新していきます。
先ずはカトマンズからナムチェバザールまで。
全日程の中でも肉体的ダメージは1番だったかも。。ナムチェまでは山越え谷越えの繰り返しで1000メートル上がっては1000メートル降るといった高低差のあるトレイルが続く、序盤ということもあって荷物も重くエベレストトレッキングいきなりの洗礼を受ける道のりだった。
ちなみに今回の行程は以下になる。
Day1:カトマンズ→(ジープ)→サレリー→パプル
Day2:パプル→ヌンタラ
Day3:ヌンタラ→カルテ
Day4:カルテ→チャウリカルカ
Day5:チャウリカルカ→ナムチェ
Day6:ナムチェで高度順応
■How to get there
カトマンズからジープで9時間サレリーに、、のはずが途中の街でストライキにあい3時間ほど歩き、そこからトラックに乗り何とかパプルに到着する。
値段は代理店に一括払いしていたので不明。。
■エベレストトレッキングについて
☆行き方
カトマンズから飛行機でルクラまで行ってエベレストリージョンに入るか、
カトマンズからジープでジリまで行き、歩いてエベレストリージョンに入るか、パプルまで行きエベレストリージョンに入るか(ジープは手前のサレリーまで行き、1時間ほど歩いてパプルまで行く)
の三択がある。
ジリとパプルの違いは後者のほうが2日分近いので短縮できるという違いがある。歩く道は同じ。
またジリからだと謎の交通料が橋を渡るところで発生するらしく2000ルピー余計に徴収されるデメリットもある。
☆食事、宿泊
街道沿いには基本2、3時間歩けば必ず宿泊及びレストランがあるのでテントや食料を無理に持っていく必要はない。また宿泊費は安い若しくは無料という所もあるが食事が全てにおいて高く、宿泊条件として食べ物をオーダーすることが条件になる。また標高2000超えると夜の冷込みは厳しく、寝袋は必須。寝るとき問題なくとも風邪の予防にもなるので寝袋で寝ることをお勧め。
☆難易度
ナムチェ以降は高所になってくるが高度順応さえできればトレースははっきりしているので難しいものはない。3月4月のハイシーズンにおいては人も多いのでそれなりに場数を踏んでいるトレッカーであればガイドの必要は全くないと思えた。難所とされているところも極一部で出発時間や霧など悪天候で無理さえしなければ問題なく進めると思う。
※これに関しては上記の結論に至ったのでカトマンズ及び他の経験してるトレッカーに騙されてガイドを雇ってしまったことを激しく後悔。自分のトレッキングガイドが奇跡的なほど使い物にならなかったのもあるけどほんとに無駄なお金だった。
☆予算
1日1800から2500ルピーほどで足りると思う。スナックなど現地は異常に高いのでカトマンズで用意しておいたり、高地になるので順応に大量の水分が必要になるが冷水は無料なので浄化剤があればだいぶ節約できる。
☆パーミット
エベレストリージョンはTIMSと国立公園の2種類が必要に。
取得方法はグーグルしてみてください。毎年微妙に変わったりするので最新は常に調べるほうが安全かと。
但しクライミングパーミットだけは自力で取得が難しい模様。
ガイドや装備のレンタルは後で現地でできるのでピークを狙う人はこのパーミットだけは代理店にお願いしたほうが無難。そしてこれだけは珍しくカトマンズが最安値で確実に取得できる。他のエリアでは高くつく可能性が強い。
※ピーククライミングについて
ガイドは必須というわけではないが高所の登山故、高額な保険料を払って安全保障するくらいなら雇ったほうが遥かに効果的。但しカトマンズからの費用は非常に高くなりがちなので注意。たいていのエージェンシーは個別の費用感について聞いても応じてくれないが以下が現地価格の平均なのでこれを大きく上回りそうなら別のエージェンシーかパーミットだけ取得して現地で手配するのが良いと思う。
ガイド料150〜300ドル程度(ガイドの保険料込み、メラピークは現地で300ドルだった)
+食料、レンタル費用、パーミット(250ドル但し秋は安くなる)
※ロブチェピーク、アイランドピーク、メラピークの費用感
他のピークは難易度が急激に上がるため、ガイドの値段は跳ね上がる上、リージョンオフィサーという現地の連絡係を雇わないといけなかったりと全てにおいて倍以上の値段がかかってくる。
☆装備
ハイシーズンであっても雪は降ってくるがクラムポンが必要になるエリアはピーククライミング以外のルートには出てこない。が一部チョーラパスの峠越えの辺りで天候によっては必要になるかも、という感じ。しかしまず必要にならないと思う。アックスも然り、ストックがあればそれで十分。
また上述してるけど宿の構造やブランケットは薄かったり粗末なものが多いので寝袋は必須。
あとは適宜冬山に必要そうな防寒着だったり登山に必要な基本装備があれば大丈夫。
☆代理店費用
正直あんまり書きたくないけど、、合計2600ドル。
要項としては以下3つ
・陸路で現場入りしてのエベレストトレッキング
・アイランドピーククライミング
・メラピーククライミング
含まれているもの
→国立公園、及びトレッキングパーミット、クライミングパーミット、クライミングガイド料、クライミングガイド保険料(自分の保険ではない)、他クライミング料(ギアレンタル、テント、食料)、トレッキングガイド料(カトマンズから往復、約30日)、カトマンズからパプル間の往復トランスポート料、TAX
含まれていないもの
→個人の保険、トレッキング中の宿泊及び飲食、チップ
自分調べではあるけど他カトマンズ代理店から比べればこの内容ではかなり安いものだと思う。
とはいえトレッキング中に現地で得た情報からすれば更に安くなるし
そもそもゴミなトレッキングガイドを当てられているだけに本当に無駄な出費になってしまった。
トレッキングガイドなくして、パーミットだけ頼む形にしたら更に1000ドル以上は削れただろうな、というのが結論。。もったいなかった(涙)
■Photos
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ1
初日は一切写真を撮っていなかったので2日目から。ストライキやら紆余曲折あって到着したパプルからいよいよトレッキング開始。長閑な山の村で中々居心地の良いところ。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ2
まずは未舗装な車道を進んで行く。既に美しいヒマラヤの山々がお目見え。写真はネパールのナショナルフラワーというラリグラスの花。季節なのか道中至る所で咲いていた。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ3
道中は地元のシェルパ族の子供も沢山いてナマステ〜と声をかけてくれるのが癒し。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ4
子供は多くて家の前はたいてい賑やか。ちなみに昼飯に約1時間近く休憩したとはいえ約7時間超歩き、Nunthlaヌンタラという村に到着する。写真はヌンタラではありません。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ5
3日目ヌンタラを出発し歩くも昼過ぎから急に曇りだす。とりあえず昼飯ポイントであった所の寺の前で写真を撮る。ガイドが撮ろうって言い出したから応じたけど、何か有名なとこなのだろうか。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ6
この道中はドンキー、つまりはロバによる荷揚げが盛んに行われていて広い道ならいいけど狭いポイントはロバで詰まってしまい渋滞になってしまう。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ7
しかもそこら中に糞をするもんだから雨などで泥濘んだ場所は泥なのか糞なのかグチャグチャな道を歩くことになってしまう。ちなみにこの日は最後に雨が降ってきてしまい目的の村の1つ手前であるKharteカルテという場所で宿をとる。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ8
4日目、翌早朝は晴天に。基本的にこの季節は朝は晴れて午後は曇り、という山の一般的なサイクルでまわっているようで山の天気は読みやすかった。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ9
道中にタルチョとカタの飾り付けがされた綺麗な場所を通る。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ10
ルクラまでの道は大半のツーリストがルクラから飛行機で乗り入れるため全然トレッカーに会わない。代わりにローカル人が往来していたりするのでそのコミュニケーションが楽しかったりする。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ11
谷越え山越えな道のりなので当然に橋も多く、またロバ達もここを通る。ロバは高い所は苦手なようで橋を渡るのを躊躇したりゆっくりになっており、ロバ使いに罵声を浴びせられたり石を投げられたりしていた。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ12
陸路で行く場合はルクラは通らずその近くのチャウリカルカに宿泊することになる。んで5日目朝。村の近くの崖沿いにチベット系のゴンパがあったので撮ってみる。他でも見たけどわりと崖沿いだったりメインロードとは外れた場所にあるのは何か意味があるのか。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ13
道中に桜が咲いていた、日本もちょうどこの頃開花していたと思うけどこっちは日本の春に比べてまだまだ寒いはず。というかバンクーバーも寒い時期に咲いてたし世界各地で桜を見てきてるけど気温ではなくその土地の春を感じて咲いてるような気がするのは気のせいかな。不思議な木。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ14
ちなみにルクラを通り過ぎた途端、一気にツーリストが増え始める。これから行く人、帰ってくる人、今まで休憩ポイントなんて誰もいなかったのにそういった場所は人で溢れるようになっていた。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ15
ナムチェに差し掛かるあたりでチェックポイントが2つ出てくる。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ16
ナムチェの街がいよいよ見えてくるといったタイミングでトレッカー達が写真をしきりに撮っているところに出くわす。見ると一羽の孔雀みたいな鳥がいた。聞くとネパールのナショナルバードなんだとか。孔雀みたいな色合いの鳥が他にもいるのを初めて知った。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ17
街の入り口で子供達がハイファイブ!と言ってハイファイブ(ハイタッチ)でツーリスト達を迎えてくれる。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ18
ということでナムチェに到着。歩く距離も登る高さもそこそこあったので意外と時間がかかった気がする。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ19
到着翌日は予定通り高度順応に。水を飲みまくり、ゆっくり休憩。ナムチェの全景はこんな感じで正に山間の町といった感じで山に囲まれている場所にある。標高は3700mほど。
From Phaplu to Namche/パプルからナムチェへ20
ナムチェは人が集まるだけあって色んな装備や薬品など一通りのものは買うことができる。とはいえもちろんカトマンズで買うのが1番安いのでそこで揃えておくのが1番ではあるけど。
■Accommodations/安宿
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