Mera peak/メラピーク

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Mera Peak/ラピーク -Apr 2017-


■Note

長かったエベレストトレッキング編も今回で最終章。
このブログでは景色の素晴らしさと合わせてクソガイドについても熱く語ってきたけども
メラピーク編でも見事にポンコツぶり発揮してくれ大いにガチギレさせて頂きました。。

ちょっと前フリは長くなるけど

今回の申込みにあたってメラピークはドイツ人カップルのツアーにジョインを条件に割引価格にされていて向こうのスケジュールに合わせるため集合の日を確定させておく必要があった。

ここまで好天がずっと続き、また自身も体調不良になることなく連日移動を重ねてきていたので
予め決められていた登山予定日に対してわりと時間が余っていた。

この問題はトレッキング当初から気になっていて
ドイツ人達も同じ可能性があるかなと思い到着予定日にブレがないか確認したいと、ガイドに説明して電話でエージェンシーに確認しといてと連日伝えていた

が、幾ら言っても一度も電話で確認を取らないアホガイド。
ルクラに戻ってきた時点で予定日にまだ10日近く余裕がある。

標高が低いルクラのほうがコンディションを維持しやすいし、宿泊飲食もルクラのほうが安いから留まるならここがいい。ここで日程の確認をしたいと何度も説明したけども、

「大丈夫だ全て上手くいくから気にしないでくれ。」
「現地着いたらクライミングガイド手配して登るだけだから問題ない。」

こればっかり。

だからアイランドピークとは状況も違うだろ?と
これも何度も説明したけど同じことを言う。
頭が本当に悪いのでどーいう問題なのか理解できていないのか??

よーやくルクラでエージェンシーのヒラ社員(これも頼りない奴)と連絡が取れ、
曰くドイツ人カップル達はもう先に進んでるという。
(彼らも似たようなペースだったのか?早すぎじゃないか?と頭によぎっていた)

ガイドが問題ないと連呼してるのはこういう訳なのか?
予定日の前倒しは気になるがもしこの情報があってても困るし仕方なしということで行動開始。

ちなみに本題のメラピーククライミングはというとアイランドピークのガイドも言っていたけど
本当に簡単だった。
こちらに関してはガイドはいらなかったかなと。。人も多いしトレースもハッキリしてるし。

ただその景色は圧倒的に素晴らしかった。
アイランドピークは周囲を高峰に囲まれているので正直登った印象が薄かったけど
メラピークはアクセスが悪いこともあって他の高峰と距離が離れているので
ヒマラヤ山脈を一望できる素晴らしい景色が堪能できた。

これに関してはこのエベレストトレッキングの納めとしては最高の場所だった。

今回の予定は以下。
謎の停滞日。。これについて後ほど。

Day21:ルクラ2840m→チュタンガ3500m
Day22:チュタンガ3500m→トゥイカルカ4200m
Day23:トゥイカルカ4200m→コテ3700m
Day24:コテ3700m→サグナク4270m
Day25:サグナク4270m→カレ4900m
Day26:カレ
Day27:カレ
Day28:カレ
Day29:カレ4900m→メラピークハイキャンプ5800m
Day30:メラピークHC5800m→メラピーク6476m→HC5800m→カレ4900m
Day31:カレ4900m→コテ3700m
Day32:コテ3700m→トゥイカルカ4200m
Day33:トゥイカルカ4200m→ルクラ2840m
Day34:ルクラ2840m→→→カトマンズ1400m

■How to get there

歩くのみ。

■Photos


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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ1
ルクラからカトマンズに戻り行く飛行機を羨ましながらメラピークトレックを開始する。エベレストトレッキングに行く人達とは真逆に向って歩き始める。最初の目的地はチュタンガ、ここはルクラから近く3〜4時間ほどで到着する。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ2
チュタンガの夕景。霞がかって美しい景色を作り上げる。メラピークトレックは地図と実際の標高が間違っていることが多く、ここの標高は3500mほど。地図上では3100ほどになっている。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ3
チュタンガの後は4600mのパス(峠)を越えて次の村に進む。ちなみここから1時間ほど登った所に小さい集落があってそこにも宿があった。たいていのメラピーククライマーはルクラスタートで高度順応が必要でここに泊まるので問題ないが既に順応出来ていて早く行きたい人はもう1つ先の村で宿泊して、翌日一気にコテまで行ってしまうのもいいかもしれない。ちなみに手前の宿は薪に火をつけてもらうと200ルピー取られるので奥の宿がオススメ。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ4
4600mのパス。下から登ってくるときパスを越えてこれで後は下るだけかと安心してると降らずに更にもう1つ写真のパスが出てきて少し苛立つ笑 ちなみにこの日はエベレストトレッキングでは1番の悪天候で午前10時過ぎにはこの有様で霧が立ち込めていた。余談だけどよくエベレスト遠征とかで出てくるサウスコル、ノースコル、の「コル」これはパス、つまり峠を指す。南の峠とかそういう意味になる。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ5
トゥイカルカ4200mへ到着し翌日朝、目を覚ますと雪が降っていた。朝から降雪というのもこのトレッキング初で前日に続き悪天候の記録を更新。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ6
とりあえず積もりたての雪でそこまで深くもないのでクラムポンは付けずにそのまま進んだ。しかし自分も歩き辛かったがそれ以上にポーター達は更に苦戦していた。何度かスリップしていたし降雪時は本当に大変そうだった。しかもこの先500m近く下り道が続くので尚更。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ7
コテという谷間の美しい村に到着。標高は3700mほど。前日到着時は降雨だったが翌日朝には素晴らしい天候に。てっきりメラピークかなと思ってたけど違ったようだ。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ8
コテからサグナクという村へ。ひたすら川沿いの道をひたすら進んでいく。緩やかな坂ではあるが岩場も多いので歩きやすくはない。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ9
鍋売りのシェルパ。ちなみにルクラからカレまでのこの道はヤクが物資を運ばず全て人力でまかなっているよう。メイントラックに比べれば必要な物資は少ないから、ということなのか?にしても大変なことだ。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ10
サグナクに到着する。サグナクの宿は薪が有料の宿が多いので事前に確認すると良いと思う。自分は1番手前の宿に。そこは有料と記載があったけど宿の人が薪も宿代も無料でいいから泊まってくれというのでそこにした。他に比べると些かボロいけど安かったので問題なし。写真はサグナク付近の山。絶対登れる気がしない斜面。。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ11
サグナクは4270mという標高があるので順応を終えていない人はここで順応日として更に1日ステイしてからカレに進んでいく。写真はサグナクを出てすぐの辺り。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ12
カレまでの道はわりと近く4時間ほどで到着できる。しかしこの時自分の体調が軽く風邪気味だったこともあり、苦しんだ移動だった。

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From Lukla to Khare/ルクラからカレへ13
標高4900mカレに到着する。宿のすぐ後ろにメラピークがそびえる。思った以上に厳つくてカッコよかったのでテンションがあがった。

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Staying Khare/カレ滞在中
さてここに来て問題が露呈する。というか予想通りだったけど。。

先にいると言っていたドイツ人カップルはまだ到着していないという話。

しかしガイドはそのことを気にせずクライミングガイドを手配しようとエージェンシーに連絡を入れ。そこでドイツ人と一緒じゃないとダメだということを怒られ、
ここで初めてこの問題について理解したよう。

ルクラを出る前から怪しいと思っていたのでガイドに毎日エージェンシーに確認の電話しろ電話しろと言い続けていたのに本人が何が何もしなかったアホっぷりに対して宿の中で汚い英語で罵りまくりました。とりあえずガイドの携帯でエージェンシーに再クレームし、交渉の結果待ってる間の食事は除く宿代は全てエージェンシーに払わせることで合意。結局4日何もない場所で待つことに。。事情を聞いた宿のスタッフにも君のガイド酷すぎるなと同情され笑、暇な間に何したらいい?って聞いたら散歩しかないわ、という話。

写真の鳥は高地にしかいないおかしな鳴き声をする鳥。なかなかサイズがあって食べないの?っ聞いたら言い伝えでこの鳥を殺したら自分も呪いで死んでしまうから誰も殺さないんだという。鳥の名前は?って聞いたらワイルドバードって言われて笑った。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング1
後日心配はしていたがドイツ人カップルも到着。2人とも年齢が近いこともあって対応も丁寧だし凄いいい人達で直ぐ仲良くなった。到着翌日は高度順応に当てたいということで快諾。ベースキャンプまで登りに早朝3人で行って来た。ベースキャンプから見る氷河地帯。氷河というか雪原のようでトレースもしっかりしてるみたいで安心した。


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Mera peak climbing/メラピーククライミング2
30分ほどベースキャンプ地で過ごす。写真はヨハンナ。可愛いので相方のアレックスが羨ましく思いつつ。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング3
よく見てみるとハイキャンプに向かう一団が見える。ちなみにこの後カレに10時過ぎに戻ってきたがガイドはまだ寝ていた。。これには宿のスタッフ全員、他ガイドも失笑。今度はうちに相談しなさいと言って何人か名刺をくれた笑。普通は自分に着いてくるのがあいつの仕事になるんだけど。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング4
エージェンシーから聞かされていたのはベースキャンプ一泊し、ハイキャンプに移動、翌日深夜に出発と聞いていたのだけどクライミングスタッフ側はベースキャンプは風も強くハイキャンプよりも寒く体調を崩しやすいから行かない方が良いという。確かに他のツアー客も大半が直接ハイキャンプに進む人達なようだったので3人共これに了承。しかし2泊分の食事代として払ってるので何か釈然としない僕たち。とは言え写真のようにベースキャンプに泊まる人もいないわけではない。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング5
このキャンプ地、斜めすぐ上に巨岩がありなかなかスリリングな場所だった。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング6
氷河に引っかかる巨岩。。怖すぎて絶対真下には行けない、、というか上に岩場があるわけでないし、どうやったらあんな所に岩が残るのだろうか。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング7
岩場から氷河地帯へ。ここからはクラムポン着用で。天候はあまりよろしくなく濃い霧で覆われていたがトレースは濃くついていたので迷わず進むことができた。ちなみに太陽が出てくると雪の反射も相まって体感20度近くまで気温が上がるので装備の都合かなり暑くなる、で脱いで歩くとすぐに霧で覆われてまた寒くなるといった感じで気温の管理が面倒。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング8
登っているとスキーで滑走してくるクライマーも。ご覧の通りメラピークは幅が広く目立ったクレバスもないのでハイキャンプからスキーで帰ってくるオプションもあるようだった。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング9
ちなみに本来はカレからハイキャンプ、サミットと全てクライミングガイドが帯同するはずなんだけど僕たちは担当が前日に既にガイドに行ってるとかいうことでハイキャンプ集合となる、。これもおかしいだろ笑 とドイツ人達と話しつつ。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング10
ハイキャンプ到着。荷物を背負っての900mアップで5800mまで上がるのでこれが中々に疲れた。ドイツ人カップル達は遅れること1時間くらいでやっきた。なかなかキツそうだった。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング11
テント内は広々。気温の急上昇などもあっていつも以上に汗をかいてしまったので干す。乾かず意味はなかったが。。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング12
ハイキャンプ夕方の情景。この晩ヨハンナに問題が出たようでわりと深刻な高山病になってしまったとのこと。とりあえず様子をみたが危険性から夜が明けるの待つよりもこちらの出発時間と同じく午前3時過ぎにシェフとカップルは下山することに。良い人達だっただけに残念な気持ちになる。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング13
午前3時45分本来の出発時間から45分遅れでピーククライミング開始。標高もきついのでタラタラ歩いていたつもりが先に出ていたクライマーを全員追い抜かし一気に頂上まで。ちょっと自慢。写真は途中の朝日の写真。これは本当に美しく凄い画だった。左上に雲がかかっているのがエベレスト。右奥の山脈の1番大きい山がカンチェンゾンガ8000m峰。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング14
紅く染まるエベレストとローツェが凄い。その横に延びた先がアイランドピークになる。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング15
エベレストからカンチェンゾンガまで全て入った一枚。神々しい。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング16
拡大カンチェンゾンガ

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Mera peak climbing/メラピーククライミング17
そして頂上へ。時間は2時間5分というペース。早すぎて自分もびっくり。頂上からはエベレスト、ローツェ、マカルーと8000m峰がよく見える。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング18
頂上別アングル。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング19
標高を確認。本来はもう30mは上なのに思ったよりズレがあるなとここで疑問に。というのも後から聞いたらここはメインピークで普通はここまで登って終るらしいが写真奥に写るノースピークのほうが標高があるんだという話。。こんだけ早く着いたんなら行けたんじゃん。。と。しかしノースピークのほうがちょっと厄介なコースになっているから行かないんだという話を聞いたけど。ガイドいるんだしちょっと釈然としない感じではあった。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング20
とりあえず素晴らしい景色なので撮る撮る撮る。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング21
撮ってもらう撮ってもらう撮ってもらう。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング22

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Mera peak climbing/メラピーククライミング23
背後の景色も素晴らしく。画としてはサミット感が強くて気にいった。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング24
下山中他の登山者達とすれ違う。左の緩やかな丘がサウスピーク、真ん中がセントラルピーク、そして右端がノウスピークになる。ここから見てみるとヒドゥンクレバスでも多そうだし最後の登りが結構タフなのかな?と思えた。それでも登りたかったけど。。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング25
アイランドピークと違って激しいクレバスはないメラピーク。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング26
しかしトレースを外れると至る所にヒドゥンクレバスがあるようでトレースなしで進むのは危ないようであった。コース上にも何個か細いクレバスがあってガイドは細くても決して踏み抜かないようにと、入り口は小さくとも直ぐ真下に大きな空洞があることもあるので注意が必要なんだということだった。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング27
午前7時ハイキャンプに戻る。ガイドからスープを貰い、1時間ほど休憩して下山へ。ガイドはここで今日上がってくる人達の準備をしないといけないから先に行ってくれという話。客が連続で来ると下山できないし、夜眠れないから連続はキツいんだよなという話だった。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング28
ということで行きと同じく帰りも1人で。まだ朝が早い時間であるのにこのガスっぷり。明日は良くなる良くなると言われてきた天気だけど段々崩れてきてるみたいだった。

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Mera peak climbing/メラピーククライミング29
行きでは霧でろくに堪能できなかった景色を味いカレの村に到着した。ここは順応日に人が集まっていたように見えたリッジ。

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From Khare to KTM1
ドイツ人カップルはヨハンナの状態からヘリで戻ることに。この時手配を手伝いだしたアホガイド、自分は何も言ってないのにアレックスに自分とガイドもヘリで帰ると伝えたようで、変に感じた彼がこんな事言ってたけど本当なの?と確認しにきてくれて発覚。。自分は保険もないし、あっても何の問題もない自分が乗っても保険なんて出ないだろうに、どーする?誰が払うんだ?とここで自分だけでなくアレックスも彼女が大変な時に舐めたことするガイドに激しく詰めよる。単純に早く帰りたかっただけなんだろう。写真はトゥイカルカまで戻っきた写真。

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From Khare to KTM2
モフモフな高山植物。トゥイカルカにて。

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From Khare to KTM3
霧がないと全く違った趣きになる。トゥイカルカからルクラを目指す。いよいよ終わりかと思うと感無量な気持ちだった。

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From Khare to KTM4
本来は陸路で帰る予定だったけど、これ以上アホガイドと帯同するのは限界としてエージェンシーにガイドを捨てていくと伝え許可をもらったので1人で空路で帰ってきた。離陸予定時間10分前まで飛行機は空港になく、前の便が着陸、乗り込んで即出発というネパール人は飛行機をバスと勘違いしてるのかな?といった感じで飛行機が飛び立った。。4日かかった道のりがたったの40分ほどでカトマンズへ。自然への畏怖を大いに感じ、最後は文明の力に深く感謝しこの旅が終わった。

思い返せばクソガイドのせいでブログの文章が無駄に増えてしまった。。。


☆ご注意☆
スーザンというネパリー顔のガイドにあたってしまった場合、
直ぐキャンセルすることを勧めます。殴ってもいいです。

■Accommodations/安宿

--各村のロッジにて宿泊--

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