Leh/レー

Leh/レー -Jul 2017-

■Note

長いバス旅を終えレーに到着。マナリーから比べれば完全に別世界の景色になっている。荒涼とした風景に砂埃、周囲を見渡せば5000m、6000mの高峰が、ここに来るためにインドに自分はやってきたんだなと実際にその景色を目の当たりにしてようやく確信。

この街では前回の旅行時にアルメニアで会っていたFKSMさんに再会を果たす。既にレーに来て一カ月ということで周辺のトレッキング情報や美味いレストランなど来て早々に潤沢な情報を頂き感謝。

レーはパキスタン、中国と繋がる中継地でかつては非常に栄えていた街らしいが、ご存知のように両国との国境、領土問題とで国境は封鎖、軍事的な基点の街としての今がある。

んで、その影響で携帯電話の利用は厳しく制限され一般ツーリストは使えず、辛うじてローカル人が使えるといった感じになっているし、Wi-Fiの調子も悪い。

しかしそんな街ではあるけどチベット文化圏ということで観光が盛んでトレッキング、登山などのスポットも多くのツーリストは沢山やって来くる。が、前回の記事に紹介したように道路が夏季限定でしか開通されないので稼ぎ時は数ヶ月だけ。ネパール同様ちと高いなと思うものもあるけど事情が事情なので仕方ないことなんだろう。両国との交易が出来ればまた変わったのかもしれないけど。

そして自分はというと来て早々にダライ・ラマ法王の82歳のバースデーパーティーが行われるということでその宴の様子を見たり、これからトライする山の情報だったりを集めつつもノンビリ景色や食事を楽しんだりと満足な滞在になった。

いい街だ。

■How to get there

前回の記事参照。

■Photos

Main Bazar/メインバザール１

レーの1番の繁華街メインバザール、いつも人で賑わっていて土産物、レストラン、旅行代理店、スーパー、ローカル向けのお店など何でも揃っている通り。バザールという言葉を聞いて中東中央アジア圏でよく使われる言葉だったのでそのエリアに近づいてるんだなぁと。

Main Bazar/メインバザール２

バザールの犬は1日中日陰でぐったりしてる。

Main Bazar/メインバザール３

メインバザールにはモスクも建っていて事実イスラム教徒も沢山住んでいる。レーと聞いてチベット文化を思い出す人も多いだろうけど交易の街だったのでパキスタンよりの顔つきの人も多い。しかし国の事情とは違って地元人は特に恨み辛みも何もなく普通に生活しているし小学校なんかも建物はチベット仏教系なのに宗教関係なしにミックスで授業を受けていたりと世の中の認識以上に緩くいい感じだった。

One shot at Leh/レーの情景

とはいえ大半はチベット文化な建物。街中には至る所にタルチョが括り付けられてるし写真の白いやつ、ストゥーパやマニ車が建てられている。

Organic shop/オーガニックショップ１

メインバザール近くにあるオーガニックショップ、手作りの保存料なしで作られたジャムやドライフルーツやらエコバッグなどなど、国外のツーリストにとても人気で良く人が来ている。

Organic shop/オーガニックショップ２

品目は少ないがラッシーとアプリコットのフレッシュジュースがここで飲める。アプリコット入りラッシー35ルピーが美味しく、わりと通っていた。

Dalai Lama Birthday Event/ダライ=ラマ誕生日会１

レーに到着し早々、ダライ=ラマの82歳の誕生日イベントが街の近くであるというので行ってきた。会場近くは沢山の車が停まっており一大イベントであることがよくわかる。来る前にFKSMさんが今年のフジロックに行かれるということで大変羨ましかった自分はフェス会場に来たような心地に勝手に浸っていた。

Dalai Lama Birthday Event/ダライ=ラマ誕生日会２

既に会場は人で溢れていた。どうやらダライ=ラマは今回3年ぶりにレーで誕生日イベントをやるということだったらしく街の人の熱気はかなりのもの、というかレーの陽射しは強烈で日傘、帽子は必須だった。

Dalai Lama Birthday Event/ダライ=ラマ誕生日会３

ちょうど横に座っていたチベタンのおばちゃん。いよいよダライ=ラマが登場するというとき真剣な眼差しで遠くのステージを眺めていた。

Dalai Lama Birthday Event/ダライ=ラマ誕生日会４

この誕生日イベントには周囲から沢山のチベット文化圏の民族達が集まってきており、踊りや催し物を披露するとあってか民族衣装を来ている人が沢山いた。そしてこの背を向けてる人達を見て自分は中南米のインディヘナ達とあまりにも似てる衣装、髪型でビックリする。彼らのルーツはチベタンだった？？

Dalai Lama Birthday Event/ダライ=ラマ誕生日会５

ダライ=ラマ御本人が登場し、お祝いのスピーチや各民族が踊りを披露していく。

Dalai Lama Birthday Event/ダライ=ラマ誕生日会６

御本人を自分も撮影を。ここで意外だったのはダライ=ラマの写真をパシャパシャ撮るのはツーリストだけだったということ。会場に入る時に警備員が一枚だけだぞ、と注意してはいたが、まさか地元人は殆ど撮っていないことに驚き。家には本人の写真とか沢山飾ってあるのだから自身のカメラで撮った一枚なんて絶対欲しくなるだろうと思ったのだけど。。尊敬のレベルが高いのか自身の目に焼き付けたいからなのか色々と改めて彼らにリスペクトをした。

Dalai Lama Birthday Event/ダライ=ラマ誕生日会７

スンドゥという赤い御守り。実はこれ、3ヶ月前カトマンズに滞在していた時に先日中国から亡命して来たというお坊さんに貰ったもの。9年前ラサでは大規模な暴動が起こっていて彼の友人兄弟は皆そこで殺されてしまったという、自身も警察に囚われ激しい拷問を受けて片目は失明し爪は剥がされ、頭を割られたりと痛々しい傷跡を見せてくれた。実は自分も暴動が起きる2日前までその時のラサに滞在していてそんな話をしたら彼は大喜び。セラゴンパ出身ということで自分もそこに行っており何か君に縁を感じてたんだ！と。彼はこれからダラムサラまで行きたいのだけどお金がないから援助してほしいということで少し助け。その時これからヒマラヤに登山に行くという話をしたら良い御守りになるから、ということでこのスンドゥを。紐が長すぎてちと不格好な形にはなってしまったけど笑 しかし登山は順調だし何とダライ=ラマ本人にも会えたわけなので凄い効力、彼も無事ダラムサラまで来ていることを。

With Japanese friend/食事

FKSMさんとレーでは何度か食事を。互いに長いこと旅をしているので話題は全く尽きず楽しい時間を。日本戻っても旅の話はするけど聞かれるだけ話すだけで終わってしまいがち。これは仕方ないのだけど正直言うと自分はそんなに盛り上がらない。会話っていうのは同じ目線だと全然違うよなぁととにかく楽しかった。

Butter Masala Mutton/バターマサラマトン

インド1番のご馳走とされているバターマサラ。知ってはいたけど安いわけではないのでここまでずっと食べてきておらずついにここで食べる。日本人が想像する美味いインドカレーの典型的な味。絶品。

Mutton BBQ/マトンの串焼

レーはマトン料理が盛んでどのレストランでも食べられるし、夕方になると串焼屋が始る。普通に串焼なのかと思って頼んだら小さいロティ（ナンみたいなやつ）と野菜とタルタルソースみたいなのが付いてきて自分でラップして食べるというスタイルだった。中々旨し。ラム（子羊）のほうが臭みも少なくて美味いとされているけどカレーには断然マトンだと思う、モンゴルやここで食べて思うには脂身が多くて柔らかい。というか台湾以降、牛、豚肉を食べず山羊、羊、水牛やら食べてきたので独特な野性味があってこそ肉は美味いような錯覚をしてるので。そろそろ牛豚が恋しく。。笑

One shot at Leh/レーの情景１

メインバザールの行商

One shot at Leh/レーの情景２

お経のようなものを読むチベタンモンク

Book store at Leh/レーの本屋

メインバザールにある本屋。二階が本屋でありつつカフェを経営していて観光客が多く集まっていた。並んでいる写真集を見ているとラダックの魅力がいっぱいで買いたくなってしまったし、自分も写真のような場所に行きたくなってきた。ここ最近は山にしか興味なかったけど改めてこういう風景写真を撮る旅もまたやりたいなと思えてきた。次回はそんな旅にしよう。

■Accommodations/安宿

Norboo Guest House
 ●My Rating
:☆☆☆
 ●Price
:500ルピー
 ●Room
:ダブルルーム
 ●Bathroom
:共用
 ●Wi-Fi
:有り
 ●Location
:Maps.me参照可
 ●Special Mention
:フリーのフィルターウォーター有り。

Thank you for reading

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